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高齢者の低栄養改善サプリ・栄養補助食品おすすめ6選
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「ちゃんと食べているのに、体重が減り続けている」
GLIM基準で『過去6ヶ月以内に意図しない体重減少>10%』なら重度栄養不良。BMI低値・筋肉量減少も該当。低栄養は加齢や疾患による分類が必要。 — 日本リハビリテーション栄養学会(公式)2025年12月
高齢者の低栄養は、見た目では気づきにくい問題です。「ちゃんと食べている」と本人も家族も思っていても、必要な量に届いていないことがあります。厚生労働省の「令和元年(2019年)国民健康・栄養調査」によると、65歳以上の低栄養傾向者(BMI 20以下)は男性12.4%・女性20.7%。高齢者の約6〜7人に1人が「食べているのに栄養が足りていない」傾向です(出典: 厚生労働省「令和元年国民健康・栄養調査結果」)。
低栄養の改善には食事の見直しが基本ですが、食事だけでは十分な栄養を摂れない場合に、栄養補助食品やサプリメントが補助的な役割を果たす可能性があります。
重要: 栄養補助食品やサプリメントは医薬品ではなく、疾病の治療・予防を目的としたものではありません。持病がある方や服薬中の方は、必ずかかりつけ医に相談してから利用を検討してください。
この記事でわかること:
- 高齢者の低栄養で不足しがちな3つの栄養素
- 栄養補助食品・サプリメント6製品の特徴と比較
- 選び方の3つのポイントと、医師への相談が必要なケース
高齢者の低栄養で不足しがちな3つの栄養素
1. たんぱく質 — 筋力・免疫・傷の治りに関わる
高齢者の低栄養で最も問題になるのがたんぱく質の不足です。日本人の食事摂取基準(2025年版)では、65〜74歳の1日あたりのたんぱく質推奨量は男性60g、女性50g、75歳以上も同水準が示されています(出典: 厚生労働省「日本人の食事摂取基準(2025年版)」)。
しかし、食が細くなった高齢者はこの量に届かないケースが多く見られます。たんぱく質不足は、筋力低下(サルコペニア)・免疫力の低下・褥瘡(床ずれ)の治りの遅さに関連するとされています。
2. ビタミンD — 骨と筋力の維持に関わる
ビタミンDは骨の形成に関わる栄養素です。不足すると骨粗鬆症のリスクに影響を与える可能性があります。高齢者は外出頻度が下がり日光を浴びる機会が減るため、ビタミンDが不足しやすくなります。
3. 亜鉛 — 食欲・味覚に関わるミネラル
亜鉛は味覚に関与するミネラルです。不足すると味覚に変化が起こり、「何を食べてもおいしくない」と感じることがあります。結果として食欲が低下し、低栄養がさらに進行する——という悪循環に陥りかねません。
おすすめ栄養補助食品・サプリメント6選 — 特徴と比較
以下は2026年4月時点の情報です。価格は販売店や時期により変動します。
比較表
| 製品名 | 種類 | 主な栄養素 | 1回あたり価格(税込目安) | 形状 | 特徴 |
|---|---|---|---|---|---|
| 明治 メイバランスMini | 栄養補助飲料 | たんぱく質・ビタミン・ミネラル | 約200〜250円 | ドリンク(125ml) | 1本で200kcal。少量で効率的にエネルギーとたんぱく質を補給 |
| クリニコ エンジョイクリミール | 栄養補助飲料 | たんぱく質・ビタミン・ミネラル | 約180〜220円 | ドリンク(125ml) | 味のバリエーションが豊富(8種類以上) |
| 森永乳業 クリミール | 栄養補助飲料 | たんぱく質・食物繊維 | 約190〜230円 | ドリンク(125ml) | 食物繊維配合。おなかの調子が気になる方にも |
| 味の素 アミノエール | サプリメント | ロイシン高配合アミノ酸 | 約130〜160円 | 顆粒スティック | 筋力維持を意識する方向け。機能性表示食品 |
| 大正製薬 リポビタンLife | 栄養補助飲料 | たんぱく質・ビタミンD・亜鉛 | 約200〜250円 | ドリンク(100ml) | たんぱく質+ビタミンD+亜鉛の組み合わせ |
| DHC プロテインダイエット(シニア向け) | プロテイン | たんぱく質・カルシウム・ビタミンD | 約250〜300円 | 粉末(溶かして飲む) | 牛乳や豆乳に溶かして飲むタイプ |
※価格は通販・ドラッグストアでの一般的な販売価格の目安です。
各製品の詳細
明治 メイバランスMini — 医療・介護現場で広く使われている定番
病院や介護施設でも栄養補助として広く使われている製品です。1本(125ml)で200kcalのエネルギーとたんぱく質7.5gを補給できます。少量で効率的にカロリーとたんぱく質を摂れるため、食が細い方に向いています。
味はバニラ、ヨーグルト、コーヒー、バナナなど複数あり、飲みやすいと評価されています。ただし、甘みが強いと感じる方もいるため、試飲で好みを確認するのがおすすめです。
向いている方: 食事量が減り、効率的にカロリーとたんぱく質を補いたい方 注意: 腎臓病の方はたんぱく質の摂取量に制限がある場合があるため、必ず医師に相談してください
クリニコ エンジョイクリミール — 味のバリエーションで飽きにくい
味の種類が8種類以上と豊富で、毎日飲んでも飽きにくい点が特徴です。少量(125ml)で200kcalを摂取でき、メイバランスと同等のカロリー・たんぱく質を含みます。
向いている方: 味の好みが出やすい方、毎日の継続を重視する方
森永乳業 クリミール — 食物繊維も一緒に摂れる
エネルギーとたんぱく質に加えて、食物繊維が配合されています。便秘がちな高齢者にとって、栄養補給と食物繊維の摂取を同時にできる点が利点です。
向いている方: 便通が気になる方、おなかの調子も整えたい方
味の素 アミノエール — 筋力維持を意識する方に
ロイシン高配合のアミノ酸を手軽に摂取できる顆粒スティックタイプです。機能性表示食品として「歩行など身体活動の維持に役立つ筋肉をつくる力をサポートする」と表示されています。水に溶かして飲むだけなので、飲料タイプが苦手な方にも向いています。
向いている方: 筋力の維持が気になる方、少量のスティックタイプが良い方 注意: 機能性表示食品は特定保健用食品(トクホ)とは異なり、消費者庁の個別審査を受けたものではありません
大正製薬 リポビタンLife — たんぱく質+ビタミンD+亜鉛
たんぱく質に加えて、ビタミンDと亜鉛を1本で摂取できます。低栄養で不足しがちな3つの栄養素を同時に補える点が特徴です。100mlと少量で飲みやすいサイズです。
向いている方: 食事量が少なく、複数の栄養素をまとめて補いたい方
DHC プロテインダイエット(シニア向け) — 粉末タイプでアレンジ可能
牛乳や豆乳に溶かして飲む粉末プロテインです。カルシウムとビタミンDが配合されており、骨と筋力の維持を意識する方に向いています。料理に混ぜることも可能で、スープや味噌汁に加えれば、日常の食事からたんぱく質を強化できます。
向いている方: 飲料タイプが苦手な方、料理にたんぱく質を追加したい方 注意: 粉末を溶かす手間があるため、一人暮らしの高齢者にはドリンクタイプのほうが手軽です
選び方の3つのポイント
ポイント1: 飲みやすさ・食べやすさが最優先
食品庫の整理をしていて出てきたエンシュア。母に処方されたものだったけれど飲みたがらず、亡くなったあと残ったものを持ち帰ったのだった。賞味期限は2年半前に切れている。一口飲んでみたけれど、甘くて苦くて飲めたものじゃない。 — Xユーザー(母を看取った家族)2025年11月
栄養補助食品は続けなければ意味がありません。 だからこそ、味・食感・飲みやすさが本人に合っているかが最も大切です。数種類を少量ずつ購入して試し、本人が「これならいい」と思えるものを選んでください。
ポイント2: かかりつけ医に必ず相談する
栄養補助食品やサプリメントは、持病や服薬内容によっては摂取を避けるべきものがあります。
| 注意が必要なケース | 理由 |
|---|---|
| 腎臓病 | たんぱく質やカリウムの制限がある場合がある |
| 糖尿病 | 栄養補助飲料は糖質を含むものが多い |
| ワーファリン(血液凝固防止薬)服用中 | ビタミンKが薬の効果に影響する可能性がある |
| カルシウム拮抗薬服用中 | 一部のミネラルが薬の吸収に影響する可能性がある |
サプリメントの摂取を始める前に、必ずかかりつけ医または薬剤師に相談してください。
ポイント3: 食事の「置き換え」ではなく「補助」として使う
栄養補助食品は、あくまで食事で不足する栄養を補うものです。食事の代わりにサプリメントだけで済ませることは推奨されていません。3食の食事をベースに、間食や食事前後に追加する使い方が基本になります。
食事からの栄養改善 — サプリに頼る前にできること
サプリメントの前に、まずは日常の食事でたんぱく質を増やす工夫が基本です。
| 工夫 | 具体例 | 追加できるたんぱく質量 |
|---|---|---|
| 卵を1日1個追加 | ゆで卵・卵焼き・スクランブルエッグ | 約6g |
| 牛乳・ヨーグルトを間食に | コップ1杯の牛乳(200ml) | 約7g |
| 味噌汁に豆腐を入れる | 絹豆腐半丁(150g) | 約8g |
| おやつにチーズ | プロセスチーズ1切れ(20g) | 約4.5g |
| 配食サービスの活用 | 管理栄養士が栄養設計した食事 | コースによる |
これらの工夫で1日あたり20〜30gのたんぱく質を追加でき、食事摂取基準の推奨量に近づけることが可能です。
食事の準備が難しい場合は、配食サービスの活用も選択肢のひとつです。管理栄養士が献立を設計しているため、栄養バランスの管理を任せることができます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 栄養補助食品は医療費控除の対象になりますか?
一般的な栄養補助食品・サプリメントは医療費控除の対象外です。ただし、医師が治療の一環として処方した特別用途食品(経腸栄養剤など)は対象となる場合があります。税理士またはお住まいの税務署に確認してください。
Q2. 何歳から栄養補助食品を検討しておきたいですか?
年齢だけでなく、BMIの低下、食事量の減少、体重の意図しない減少(半年で5%以上)が見られた場合に検討のタイミングです。かかりつけ医の健康診断で低栄養の指摘を受けた場合は、早めに対策を始めることが勧められています。
Q3. プロテインは高齢者にも飲めますか?
一般的なプロテイン(粉末たんぱく質)は高齢者も摂取可能です。ただし、腎機能が低下している方はたんぱく質の過剰摂取が腎臓に負担をかける可能性があるため、かかりつけ医に相談してから利用してください。
Q4. 栄養補助飲料はいつ飲むのが効果的ですか?
食事の量に影響しないタイミング——間食の時間帯や食事の1〜2時間後がおすすめです。食事の直前に飲むと満腹感で食事量が減ってしまうことがあるため注意してください。
Q5. ドラッグストアで買えますか?
この記事で紹介した6製品はいずれもドラッグストアやネット通販で購入できます。処方箋は不要です。まずは1〜2種類を少量購入して味を確かめ、ご本人が続けやすいものを選んでください。
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まとめ — 低栄養の改善は「食事の見直し+補助」の両輪で
高齢者の低栄養改善に関するポイントを整理します。
- 65歳以上の約6〜7人に1人が低栄養傾向(BMI 20以下)。たんぱく質・ビタミンD・亜鉛が不足しやすい
- 栄養補助食品は食事で不足する栄養を補う「補助」として活用する。食事の代替ではない
- 味・飲みやすさがご本人に合うかどうかが、継続の最大の鍵
- 持病・服薬がある方は、必ずかかりつけ医に相談してから利用を検討する
低栄養を放置すると、筋力低下・免疫力低下・骨折リスクの上昇など、生活の質に大きな影響を及ぼします。「最近食が細くなった」「体重が減っている」と感じたら、まずかかりつけ医に相談してください。必要に応じて栄養補助食品の活用を検討するとよいでしょう。
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