介護に悩む人が読むべき本おすすめ12選 — 実用書から泣ける本まで
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介護に「正解」はないが、「先人の知恵」はある
介護始めた時、何もわからなくて不安で。ネットの情報はバラバラだし、ケアマネさんに聞くのも何を聞けばいいかわからない。本屋で手に取った1冊が、介護の全体像を教えてくれた。本に助けられた。 — Xユーザー(在宅介護中・40代女性)2026年3月
介護の本って「制度の話」ばかりだと思ってたけど、介護する人の気持ちを書いたエッセイがこんなに泣けるとは。自分だけが苦しいんじゃないって、初めて思えた。 — Xユーザー(介護経験者・50代男性)2026年4月
介護が始まると、情報の洪水に溺れそうになります。介護保険制度、施設の選び方、認知症のケア方法、家族との役割分担。ネットで検索しても断片的な情報ばかりで、全体像が見えない。
そんな時、1冊の本が「地図」になります。この記事では、介護に悩む家族・介護職のための本12冊を、目的別に厳選しました。
この記事でわかること:
- 介護の全体像がわかる実用書4冊
- 認知症ケアの理解が深まる専門書4冊
- 心が軽くなるエッセイ・ノンフィクション4冊
選定基準
| 基準 | 内容 |
|---|---|
| 対象読者 | 家族介護者・介護職・介護に関心のある人 |
| 出版時期 | 制度系は2020年以降(最新制度に対応)、エッセイ系は時期不問 |
| 読みやすさ | 専門知識がなくても読める |
| 実用性 | 読んだ後に「次に何をしたらいいか」がわかる |
第1部:介護の全体像がわかる実用書4冊
1. 『親が倒れた!親の入院・介護ですぐやること・考えること・お金のこと 第3版』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 太田差惠子 |
| 出版社 | 翔泳社 |
| 出版年 | 2023年 |
| ページ数 | 224ページ |
| 価格 | 1,650円(税込) |
一言で言うと: 介護が始まった直後に読む「最初の1冊」。
親が倒れた直後にやるべきこと、介護保険の申請手続き、施設の選び方、お金の準備。すべてが時系列に沿って整理されています。「何から始めればいいかわからない」という人の不安を、順序立てて解消してくれます。
出典: 翔泳社 公式ページ
2. 『介護についてこれ一冊 — 親の老いに備える完全ガイド』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 結城康博・奥田知志 |
| 出版社 | 講談社 |
| 出版年 | 2022年 |
| ページ数 | 256ページ |
| 価格 | 1,760円(税込) |
一言で言うと: 介護制度と介護のリアルを1冊で網羅。
社会福祉学者の結城康博氏による、介護制度の解説書。制度の説明だけでなく、**制度を「どう使えばいいか」**という実践的なアドバイスが豊富。ケアマネジャーとの付き合い方や、施設の裏側の話など、経験者でないと知り得ない情報が詰まっています。
出典: 講談社 公式ページ
3. 『遠距離介護で自滅しない選択』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 太田差惠子 |
| 出版社 | 日本経済新聞出版 |
| 出版年 | 2020年 |
| ページ数 | 216ページ |
| 価格 | 1,540円(税込) |
一言で言うと: 遠距離介護のバイブル。
親と離れて暮らす人が直面する、遠距離介護特有の課題を網羅。交通費の問題、帰省頻度の決め方、地元の支援者との連携方法。遠距離介護経験者50人以上への取材に基づいた具体例が豊富です。
出典: 日経BP 公式ページ
4. 『おひとりさまの老後 2025年版』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 上野千鶴子 |
| 出版社 | 文藝春秋 |
| 出版年 | 2025年 |
| ページ数 | 272ページ |
| 価格 | 880円(税込・文庫) |
一言で言うと: 「おひとりさま」の老後・介護を正面から扱った先駆的作品。
社会学者・上野千鶴子の代表作の改訂版。単身高齢者が増える時代に、在宅で最期を迎えるために何が必要かを提示します。介護を「する側」だけでなく、「される側」の視点を知ることで、ケアの質が変わります。
出典: 文藝春秋 公式ページ
第2部:認知症ケアの理解が深まる専門書4冊
5. 『認知症の人の心の中はどうなっているのか?』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 佐藤眞一 |
| 出版社 | 光文社新書 |
| 出版年 | 2020年 |
| ページ数 | 240ページ |
| 価格 | 858円(税込) |
一言で言うと: 認知症の人の「内側の世界」を理解するための1冊。
老年心理学の専門家が、認知症の人が何を感じ、何を考えているかを科学的に解説。「なぜ同じことを何度も聞くのか」「なぜ怒り出すのか」という家族の疑問に、当事者の心理から答えます。
この本を読んで、認知症の母が「わざと」困らせているんじゃないとわかった。母なりの必死さがあるんだと。接し方が180度変わりました。 — Xユーザー(認知症介護中・40代女性)2026年3月
出典: 光文社 公式ページ
6. 『ボクはやっと認知症のことがわかった — 自らも認知症になった専門医が、日本人に伝えたい遺言』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 長谷川和夫・猪熊律子 |
| 出版社 | KADOKAWA |
| 出版年 | 2019年 |
| ページ数 | 208ページ |
| 価格 | 1,430円(税込) |
一言で言うと: 認知症研究の第一人者が、自らの認知症体験を語った唯一無二の1冊。
「長谷川式認知症スケール」の開発者として知られる長谷川和夫医師が、自身がアルツハイマー型認知症と診断された後に語った言葉をまとめた書籍。専門家が当事者になった時の葛藤と気づきは、介護する家族にも介護職にも深い示唆を与えます。
出典: KADOKAWA 公式ページ
7. 『ユマニチュード入門 — 人間らしさを取り戻すケア』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | イヴ・ジネスト、ロゼット・マレスコッティ、本田美和子(訳) |
| 出版社 | 医学書院 |
| 出版年 | 2014年 |
| ページ数 | 176ページ |
| 価格 | 2,200円(税込) |
一言で言うと: フランス発の認知症ケア技法「ユマニチュード」の入門書。
「見る」「話す」「触れる」「立つ」の4つの柱で構成されるケア技法。認知症の人との関わり方を具体的に示します。介護職だけでなく、家族介護者にも実践可能な内容です。
出典: 医学書院 公式ページ
8. 『認知症世界の歩き方 — 認知症のある人の頭の中をのぞいてみたら?』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 筧裕介 |
| 出版社 | ライツ社 |
| 出版年 | 2021年 |
| ページ数 | 232ページ |
| 価格 | 1,980円(税込) |
一言で言うと: 認知症の人が体験する「世界」をイラストで可視化した画期的な1冊。
認知症の当事者100人以上へのインタビューを基に、認知症の人が日常生活で体験する「困りごと」を、旅行ガイドのような形式でイラスト付きで解説。家族や介護職が「相手の世界」を理解するための最良の入門書です。
出典: ライツ社 公式ページ
第3部:心が軽くなるエッセイ・ノンフィクション4冊
9. 『ペコロスの母に会いに行く』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 岡野雄一 |
| 出版社 | 西日本新聞社 |
| 出版年 | 2012年 |
| ページ数 | 184ページ |
| 価格 | 1,100円(税込) |
一言で言うと: 認知症の母との日々を、笑いと涙で描いた漫画エッセイ。
長崎在住の漫画家が、認知症の母との日常を4コマ漫画で描きます。映画化もされた本作は、認知症介護の「つらさ」だけでなく「おかしみ」を見つける視点を教えてくれます。
出典: 西日本新聞社 公式ページ
10. 『母の最終講義 — 介護のオチのつけ方』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | カータン(鶴田光) |
| 出版社 | 新潮社 |
| 出版年 | 2023年 |
| ページ数 | 224ページ |
| 価格 | 1,540円(税込) |
一言で言うと: 人気ブロガーが綴る、母の看取りまでの日々。
ブロガー・カータンが母の認知症発症から看取りまでを綴ったエッセイ。ユーモアのある語り口の中に、介護の本質的な問いが散りばめられています。
出典: 新潮社 公式ページ
11. 『9月1日 母からのバトン』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 樹木希林 語り/内田也哉子 編 |
| 出版社 | ポプラ社 |
| 出版年 | 2019年 |
| ページ数 | 192ページ |
| 価格 | 1,430円(税込) |
一言で言うと: 老いと死を自然体で受け入れた樹木希林の言葉。
女優・樹木希林の言葉を娘の内田也哉子がまとめた書籍。直接的な介護本ではありませんが、「老いること」「死を迎えること」に対する独特の視点は、介護する人の心を軽くしてくれます。
出典: ポプラ社 公式ページ
12. 『介護民俗学という希望 — 「よりそう」についてのフィールドノート』
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 著者 | 六車由実 |
| 出版社 | 新潮文庫 |
| 出版年 | 2022年(文庫化) |
| ページ数 | 320ページ |
| 価格 | 737円(税込) |
一言で言うと: 民俗学者が介護現場で見つけた「聞き書き」の力。
この本を読んで、義母の「同じ話」を聞く姿勢が変わった。繰り返し話す戦時中の体験は、義母にとって人生で一番大事な記憶なんだと気づいた。 — Xユーザー(義母の介護中・50代女性)2026年4月
民俗学者・六車由実が、介護施設の職員として高齢者の人生を聞き書きした記録。高齢者の語りに耳を傾けることが、ケアの質をどう変えるかを示した実践的な1冊です。
出典: 新潮社 公式ページ
目的別・早見表
| あなたの状況 | まず読むべき1冊 |
|---|---|
| 介護が始まったばかり | 『親が倒れた!』 |
| 認知症の人の気持ちを知りたい | 『認知症世界の歩き方』 |
| 遠距離介護で悩んでいる | 『遠距離介護で自滅しない選択』 |
| 介護に疲れて泣きたい | 『ペコロスの母に会いに行く』 |
| 認知症ケアを学びたい(介護職向け) | 『ユマニチュード入門』 |
| 看取りに向き合っている | 『ボクはやっと認知症のことがわかった』 |
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まとめ — 本は「もうひとりの相談相手」
12冊の本を紹介しました。制度を知るための実用書、認知症を理解するための専門書、心を軽くするエッセイ。どれから読んでも構いません。
介護に正解はありませんが、同じ道を歩いた人の言葉は、確かな道しるべになります。まずは1冊、手に取ってみてください。
本を読む時間がない方は、図書館の電子書籍サービス(多くの自治体で無料利用可能)や、Audibleなどのオーディオブックの活用もおすすめです。介護の合間の移動時間や就寝前の数分で、1章ずつ読み進めることができます。
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