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訪問入浴介護の料金相場 — 介護保険適用後の自己負担と利用の流れ

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「お風呂に入れてあげたいけど、自宅では限界がある」

要介護4の母。自宅の浴室じゃもう入浴させるの無理。ケアマネさんに訪問入浴すすめられたけど、費用がどれくらいかかるのか不安。年金だけで暮らしてるし… — Xユーザー(50代・在宅介護中)2026年3月

在宅で介護をしている方にとって、入浴介助は身体的にも精神的にも最も負担の大きいケアのひとつです。厚生労働省の「2022年 国民生活基礎調査」では、在宅介護者の約68.9%が「悩みやストレスがある」と回答しており、入浴介助は身体介護の中でも特に腰痛や転倒のリスクが高い行為とされています(出典: 厚生労働省「2022年 国民生活基礎調査」)。

訪問入浴介護は、専用の浴槽を自宅に持ち込み、看護師とヘルパーが入浴をサポートするサービスです。結論から言えば、介護保険適用後の自己負担は1回あたり約1,260〜1,340円(1割負担の場合) が目安です。

この記事でわかること:

  • 訪問入浴介護の1回あたりの料金相場と自己負担額
  • 要介護度による料金の違いと月額シミュレーション
  • 利用までの流れと訪問入浴車の仕組み
  • 費用を抑えるための3つのポイント

訪問入浴介護の料金体系 — 介護報酬の仕組みを理解する

基本料金は「1回あたりの介護報酬単位」で決まる

訪問入浴介護の料金は、厚生労働省が定める介護報酬の「単位数」をもとに算出されます。2024年度(令和6年度)介護報酬改定後の基本報酬は以下の通りです。

サービス種別単位数(1回あたり)金額目安(1単位=10円の場合)
訪問入浴介護(全身浴)1,266単位約12,660円
訪問入浴介護(清拭・部分浴)885単位約8,850円
介護予防訪問入浴介護856単位約8,560円

※1単位あたりの金額は地域によって異なります(10円〜11.40円)。上記は10円で計算した目安です。

出典: 厚生労働省「令和6年度介護報酬改定について」

自己負担額は所得に応じて1〜3割

介護保険が適用されるため、利用者の自己負担は所得に応じて1割・2割・3割のいずれかになります。

負担割合全身浴1回あたりの自己負担(目安)対象者
1割約1,266円本人の合計所得金額160万円未満の方(大多数)
2割約2,532円合計所得金額160万円以上220万円未満の方
3割約3,798円合計所得金額220万円以上の方

多くの高齢者は1割負担に該当します。年金収入のみの場合、年金額が280万円未満であれば1割負担が一般的です。

月額シミュレーション — 週1回と週2回の比較

訪問入浴介護を定期利用した場合の月額費用を、1割負担でシミュレーションします。

利用頻度月あたり回数月額自己負担(1割・全身浴)
週1回4〜5回約5,064〜6,330円
週2回8〜9回約10,128〜11,394円
週3回12〜13回約15,192〜16,458円

ただし、**支給限度基準額(区分支給限度額)**の範囲内で利用する必要があります。限度額を超えた分は全額自己負担になるため、ケアマネジャーと相談して他サービスとの配分を調整することが大切です。


訪問入浴介護の仕組み — 当日の流れと所要時間

訪問入浴車でスタッフ3名が訪問

訪問入浴介護は、通常看護師1名とヘルパー2名の計3名がチームで訪問します。専用の訪問入浴車に浴槽と給湯設備を積んでおり、自宅の浴室が使えない場合でもリビングや居室に簡易浴槽を設置して入浴が可能です。

当日の流れ(所要時間: 約40〜60分)

ステップ内容所要時間
1. バイタルチェック体温・血圧・脈拍を測定。入浴可能か看護師が判断約5分
2. 浴槽の搬入・設置訪問入浴車からホースで給湯、浴槽を設置約10分
3. 脱衣・入浴湯温38〜40度で全身浴。洗髪・洗体を行う約15〜20分
4. 着衣・バイタル再チェック保湿ケア・着替え、入浴後の体調確認約5分
5. 浴槽の撤収・清掃排水・浴槽片付け・周辺清掃約10分

バイタルチェックで異常値が出た場合は入浴を中止し、清拭(体を拭く)や部分浴に変更することがあります。この場合の料金は清拭・部分浴の単位数(885単位)で計算されるため、全身浴より安くなります。

利用条件 — 誰が使える?

訪問入浴介護を利用できるのは、原則として以下に該当する方です。

  • 要介護1〜5の認定を受けている方
  • 自宅の浴室での入浴が困難な方
  • 医師が入浴を禁止していない方

要支援1・2の方は「介護予防訪問入浴介護」が利用可能ですが、自宅での入浴が困難な場合に限定されます。


他の入浴サービスとの比較 — 訪問入浴は高い?

訪問入浴介護は「費用が高い」と感じる方もいるかもしれません。他の入浴支援サービスと比較して、特徴と費用の違いを確認しましょう。

5つの入浴サービスの比較

サービス1回あたり自己負担(1割)入浴場所スタッフ体制特徴
訪問入浴介護約1,266円自宅(簡易浴槽)看護師1+ヘルパー2重度でも利用可。移動不要
訪問介護(入浴介助)約400〜600円自宅の浴室ヘルパー1名自宅浴室が使える方向け
通所介護(デイサービス)約700〜1,200円施設の浴室施設スタッフ他の利用者との交流あり
通所リハビリ(デイケア)約800〜1,400円施設の浴室看護師+セラピストリハビリも同時に受けられる
短期入所(ショートステイ)約2,000〜4,000円/日施設施設スタッフ宿泊型。家族のレスパイト

訪問入浴介護は単価だけで見ると訪問介護より高めですが、自宅浴室が使えない方・寝たきりの方にとっては唯一の在宅入浴手段です。移動の負担がないため、体調が不安定な方にも適しています。

父が訪問入浴始めて3ヶ月。最初は知らない人に裸を見られるのを嫌がってたけど、今は「お風呂の日が楽しみ」って言ってる。看護師さんが毎回肌の状態も見てくれるから安心。 — Xユーザー(40代・遠距離介護中)2026年2月


訪問入浴介護の利用手順 — 申し込みから初回利用まで

ステップ1: 要介護認定を受ける

訪問入浴介護は介護保険サービスのため、まず要介護認定が必要です。まだ認定を受けていない場合は、お住まいの市区町村の介護保険課または地域包括支援センターに相談してください。

ステップ2: ケアマネジャーに相談する

要介護認定を受けたら、担当のケアマネジャー(介護支援専門員)に「訪問入浴を利用したい」と伝えます。ケアマネジャーが以下を調整してくれます。

  • 訪問入浴が適切かどうかの判断
  • ケアプラン(居宅サービス計画)への組み込み
  • 区分支給限度額内でのサービス配分の調整
  • 事業所の選定・紹介

ステップ3: 事業所と契約・初回利用

ケアマネジャーの紹介で事業所が決まったら、契約を締結します。初回利用時は以下を確認します。

  • 訪問入浴車の駐車スペース(車1台分が必要)
  • 浴槽設置場所の確保(畳2畳分程度のスペース)
  • 給湯用の水道・電源の確認
  • 主治医からの入浴許可

費用を抑える3つのポイント

ポイント1: 高額介護サービス費制度を活用する

介護保険の自己負担額が月ごとの上限額を超えた場合、超過分が払い戻される**「高額介護サービス費」**制度があります。

所得区分月額上限(世帯)
生活保護受給者15,000円(個人)
住民税非課税世帯24,600円
一般(住民税課税世帯)44,400円
現役並み所得者44,400〜140,100円

出典: 厚生労働省「高額介護サービス費」

ポイント2: 全身浴が難しい日は清拭・部分浴に切り替え

体調が優れない日に全身浴を無理に行う必要はありません。清拭や部分浴に変更すれば、1回あたり約885単位(自己負担約885円)と費用も抑えられます。看護師がバイタルチェックで判断してくれるので、ご家族が迷う必要はありません。

ポイント3: 自治体独自の助成制度を確認する

一部の自治体では、訪問入浴介護の利用者に対して独自の助成金や利用料の減免制度を設けています。お住まいの市区町村の介護保険課に問い合わせてみてください。


よくある質問(FAQ)

Q1. 訪問入浴は何曜日に利用できますか?

事業所によりますが、多くは月曜〜土曜の日中(9:00〜17:00頃)に対応しています。日曜・祝日は対応していない事業所が多いため、契約時に確認してください。

Q2. マンションや集合住宅でも利用できますか?

利用可能です。ただし、訪問入浴車の駐車スペースの確保と、エレベーターでの浴槽搬入が可能かどうかを事前に確認します。事業所が下見に来てくれるケースがほとんどです。

Q3. 入浴中に体調が悪くなったらどうなりますか?

看護師が常に同席しているため、バイタルの変化があればただちに入浴を中止します。事前に主治医の連絡先を共有しておくことで、緊急時の対応も迅速に行えます。

Q4. 訪問入浴の頻度はどれくらいが一般的ですか?

週1〜2回の利用が最も多いパターンです。入浴以外の日はホットタオルでの清拭で清潔を保つ方法もあります。ケアマネジャーと相談して、体調と予算に合った頻度を決めてください。

Q5. 訪問入浴とデイサービスの入浴、どちらがいいですか?

移動が可能で他者との交流も求める方にはデイサービスが向いています。一方、移動が困難な方や体調の変動が大きい方には訪問入浴が適しています。ケアマネジャーと相談し、ご本人の状態に合わせて選ぶことが大切です。


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まとめ — 訪問入浴介護は「在宅での清潔と尊厳」を守るサービス

訪問入浴介護の費用について、この記事のポイントを整理します。

  • 1回あたりの自己負担は約1,266円(1割負担・全身浴の場合) が目安
  • 看護師1名+ヘルパー2名の3名体制で、自宅に浴槽を持ち込んで入浴をサポート
  • 自宅浴室が使えない方・寝たきりの方にとって、在宅で入浴できる貴重な手段
  • 高額介護サービス費制度の活用や、体調に応じた清拭への切り替えで費用調整が可能

入浴は単なる清潔維持ではなく、血行促進やリラクゼーション、そしてご本人の「気持ちよさ」や尊厳を守る大切なケアです。費用面で不安がある場合は、まずケアマネジャーに相談してみてください。区分支給限度額内でのやりくりや、自治体の助成制度の活用方法を一緒に検討してくれます。

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