介護ベッドのレンタル費用 — 介護保険適用で月額いくら?機能別比較
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介護ベッドのレンタル費用——介護保険で月額400円から
退院が決まって介護ベッドが必要になったけど、費用がわからない。介護保険で安くなるって聞いたけど、モーター数で値段が違うらしいし、どれを選べばいいの。 — Xユーザー(50代・父の退院準備中)2026年3月
介護ベッド(特殊寝台)は購入すると15〜40万円しますが、介護保険の福祉用具貸与(レンタル)を利用すれば、月額400〜1,500円(1割負担の場合)で利用できます。
厚生労働省「介護給付費等実態統計」(令和5年度)によると、福祉用具貸与の利用者数は約230万人。中でも特殊寝台(介護ベッド)は最も利用の多い品目です。
この記事でわかること:
- モーター数別のレンタル費用と自己負担額
- 介護保険適用の条件と手続きの流れ
- 主要5社の料金比較
- レンタルと購入どちらが得かの判断基準
モーター数別のレンタル費用
結論として、**1モーターなら月額400〜600円、2モーターなら600〜1,000円、3モーターなら1,000〜1,500円(いずれも1割負担)**が目安です。
モーター数と機能の対応
| モーター数 | 動作 | 用途 | レンタル料(全額) | 1割負担 |
|---|---|---|---|---|
| 1モーター | 背上げのみ | ベッド上での食事・読書 | 4,000〜6,000円/月 | 400〜600円 |
| 2モーター | 背上げ+高さ調整 | ベッドからの立ち上がり・車いす移乗 | 6,000〜10,000円/月 | 600〜1,000円 |
| 3モーター | 背上げ+脚上げ+高さ調整 | むくみ対策・全介助の方 | 10,000〜15,000円/月 | 1,000〜1,500円 |
※2割負担の場合は上記の2倍、3割負担の場合は3倍になります。
どのモーター数を選ぶべきか
「高さ調整」があるかないかが最大の分岐点です。
- ベッドからの立ち上がりがある方 → 2モーター以上を推奨。高さを調整することで、立ち上がりやすい高さ(膝が90度になる高さ)に設定できます
- 寝たきりに近い方 → 3モーターを推奨。脚上げ機能はむくみ軽減に有効で、介護者のおむつ交換や体位変換も楽になります
- 背上げだけで十分な方 → 1モーターでコストを抑えられます
最初1モーターにしたけど、母の膝が悪くて立ち上がりに苦労してた。ケアマネさんに相談して2モーターに変更したら、ベッドの高さを変えるだけで一人で立てるようになった。月額の差は200円くらい。迷ったら2モーターにしておいた方がいい。 — Xユーザー(50代・母の在宅介護)2026年2月
主要5社のレンタル料金比較
結論として、料金は月額数百円の差しかないため、アフターサービスと対応エリアで選ぶのが賢い選び方です。
5社の料金比較表(2モーターベッドの場合)
| 事業者 | レンタル料(税込/月) | 1割負担 | 搬入・設置 | メンテナンス | 対応エリア |
|---|---|---|---|---|---|
| フランスベッド | 7,000〜12,000円 | 700〜1,200円 | 無料 | 半年に1回 | 全国 |
| パラマウントベッド | 8,000〜14,000円 | 800〜1,400円 | 無料 | 半年に1回 | 全国 |
| ヤマシタ | 6,000〜10,000円 | 600〜1,000円 | 無料 | 要相談 | 関東中心 |
| ダスキンヘルスレント | 7,500〜12,500円 | 750〜1,250円 | 無料 | 3ヶ月に1回 | 全国 |
| ニチイケアパレス | 6,500〜11,000円 | 650〜1,100円 | 無料 | 半年に1回 | 全国 |
※料金はベッドの機種・グレードにより異なります。
付属品のレンタル費用も確認
介護ベッド本体だけでなく、以下の付属品も介護保険レンタルの対象です。
| 付属品 | レンタル料/月(全額) | 1割負担 |
|---|---|---|
| サイドレール | 500〜1,000円 | 50〜100円 |
| マットレス | 3,000〜8,000円 | 300〜800円 |
| ベッド用手すり | 1,500〜3,000円 | 150〜300円 |
| テーブル | 500〜1,500円 | 50〜150円 |
本体+マットレス+サイドレール+手すりのフルセットでも、1割負担なら月額1,500〜2,500円程度です。
介護保険でレンタルする条件と流れ
結論として、要介護2以上なら介護保険適用でレンタルできます。手続きはケアマネジャーにお任せでOKです。
対象条件
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 対象者 | 要介護2〜5の認定を受けた方 |
| 要支援・要介護1 | 原則対象外。ただし「日常的に起き上がりが困難」等の場合、例外申請で認められるケースあり |
| 自己負担割合 | 1割(所得により2割・3割) |
| 利用限度額 | 要介護度ごとの区分支給限度基準額の範囲内 |
出典: 厚生労働省「福祉用具貸与」
レンタル開始までの流れ
- ケアマネジャーに相談: 「介護ベッドをレンタルしたい」と伝える
- ケアプランへの組み込み: ケアマネジャーがケアプランに介護ベッドを位置づける
- 福祉用具専門相談員の訪問: 自宅の環境を確認し、最適な機種を提案
- 機種の選定・契約: ご本人・家族で機種を選び、福祉用具貸与事業者と契約
- 搬入・設置: 事業者が自宅に搬入・設置(通常1〜3日)
- 使い方の説明: 操作方法、安全な使い方、メンテナンス時期の説明
退院日が決まっている場合は、入院中にケアマネジャーと調整しておくとスムーズです。退院当日にベッドが設置されている状態を目指しましょう。
レンタルと購入、どちらが得か
結論として、ほとんどのケースでレンタルが有利です。
コスト比較シミュレーション(2モーターベッド)
| 期間 | レンタル累計(1割負担) | 購入費用 |
|---|---|---|
| 6ヶ月 | 約4,800円 | 20〜30万円 |
| 1年 | 約9,600円 | 20〜30万円 |
| 2年 | 約19,200円 | 20〜30万円 |
| 3年 | 約28,800円 | 20〜30万円 |
| 5年 | 約48,000円 | 20〜30万円 |
5年間レンタルしても約4.8万円。購入の20万円を超えるまでには20年以上かかります。
レンタルのメリット
- 状態の変化に合わせて機種変更ができる(1モーター→3モーターへの変更など)
- 故障時は事業者が無料で修理・交換
- 不要になったら返却するだけ。処分費がかからない
- メンテナンスを事業者が定期的に実施
購入が適するケース
- 介護保険の対象外(要支援・要介護1で例外申請が認められない場合)
- 10年以上の長期使用が見込まれる場合
- 自分の好みの機種を自由に選びたい場合
介護ベッドのレンタルは「介護保険でこんなに安く借りられるんだ」って一番驚いた制度。月800円で立派なベッドが来て、半年ごとにメンテナンスまでしてくれる。もっと知られるべき。 — Xユーザー(40代・父の在宅介護中)2026年4月
よくある質問
Q. 要介護1でも介護ベッドはレンタルできる? A. 原則対象外ですが、「日常的に起き上がりが困難」「日常的に寝返りが困難」な場合は、ケアマネジャーが市区町村に例外申請を行い、認められればレンタル可能です。まずケアマネジャーに相談してください。
Q. レンタル中に機種変更はできる? A. できます。身体状況の変化に合わせて、1モーターから2モーターへ、あるいはマットレスの変更などが可能です。ケアマネジャーに相談すれば手続きしてもらえます。
Q. ベッドの設置スペースはどれくらい必要? A. 一般的な介護ベッドの外寸は幅約100cm×長さ約200cm。ベッドの両サイドに介助スペースとして各50cm以上、足元に車いすの回転スペースとして100cm以上が理想です。
Q. マットレスもレンタルした方がいい? A. はい。介護用マットレスは褥瘡(床ずれ)予防のための体圧分散機能が備わっています。市販のマットレスでは代替が難しいため、ベッドと一緒にレンタルすることを推奨します。
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まとめ — ケアマネジャーに相談するのが最短ルート
介護ベッドのレンタル費用は、介護保険を使えば月額400〜1,500円(1割負担)。購入に比べて圧倒的に低コストで、状態の変化に合わせて機種変更もできます。
- 1モーター(背上げのみ): 月額400〜600円
- 2モーター(背上げ+高さ調整): 月額600〜1,000円 ← 迷ったらこれ
- 3モーター(背上げ+脚上げ+高さ調整): 月額1,000〜1,500円
- 付属品含むフルセットでも月額1,500〜2,500円程度
- 退院が決まったら、入院中にケアマネジャーに連絡
父の退院に合わせて介護ベッドを手配したら、退院当日にはベッドが設置されてて感動した。ケアマネさんに早めに相談しておいてよかった。費用も月800円だし、こんなに助かる制度があったとは。 — Xユーザー(50代・父の退院後の在宅介護)2026年4月
介護ベッドは在宅介護の基盤となる福祉用具です。ご本人の安全と介護者の負担軽減のために、早めにケアマネジャーに相談してみてください。