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介護用マットレスおすすめ5選 — 体圧分散・通気性・洗えるタイプの比較

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「マットレスが合っていない」ことが床ずれの原因になる

福祉用具には『レンタル』と『購入』があります。介護ベッドや車いすは介護保険で『レンタル』すると1割〜3割負担(購入は全額自費)。一方シャワーチェアやポータブルトイレなどお風呂トイレ用品は介護保険で『購入』できます。 — Xユーザー(介護家族を支える/福祉情報発信者)2025年10月

【レンタルお役立ち情報】介護ベッドを使用する際に活用できる補助金制度とは?適用要件や注意点も紹介|介護用品のレンタル ダスキンヘルスレント — ダスキンヘルスレント(公式・介護用品レンタル事業者)2024年7月

「夜中に何度も体位変換しないとお尻が赤くなる」——在宅で介護していると、毎日のように悩む場面です。介護用マットレスは、快適な睡眠と床ずれ(褥瘡:寝たきりで起こる皮膚の壊死)予防を同時に支える福祉用具です。

日本褥瘡学会のガイドラインでは、褥瘡の最大の発生要因は「体圧の集中」とされています。マットレスの見直しが、まず最初の予防策です(出典: 日本褥瘡学会 公式サイト)。

この記事では介護用マットレス5製品を体圧分散・通気性・洗濯対応の3軸で比較し、要介護度別の選び方を整理しました。

この記事でわかること:

  • ウレタン・エア・ハイブリッドの3タイプの違い
  • 床ずれ予防に必要なマットレスの条件
  • 要介護度別の推奨タイプと介護保険レンタルの条件

介護用マットレスの3タイプ — ウレタン・エア・ハイブリッド

タイプ別比較表

項目ウレタンフォームエアマットレスハイブリッド
体圧分散性
通気性製品による通気機能付きモデルあり中〜高
重量軽い(3〜7kg)重い(8〜15kg)中程度(5〜10kg)
寝返りのしやすさしやすいしにくい場合あり中程度
電源不要必要製品による
レンタル月額目安(1割負担)約300〜800円約800〜2,000円約500〜1,200円
向いている方自力で寝返り可能な方寝返り不可・褥瘡リスク高い方中間的なリスクの方

ウレタンフォームマットレス

体の形に沿って沈み込み、接触面積を広げることで体圧を分散します。電源不要で軽量のため扱いやすく、自分で寝返りが打てる方に適しています。

デメリットは、体重が重い方や長時間同じ姿勢の方では体圧分散が不十分になることです。

エアマットレス

電動ポンプで空気を送り、複数のエアセルが交互に膨張・収縮します。圧力が定期的に変化するため、自力で寝返りが打てない方の床ずれ予防に最も効果的です。

デメリットは、電源が必要なこと、ポンプの動作音があること、柔らかすぎて寝返りがしにくくなる場合があることです。

ハイブリッドマットレス

ウレタンフォームの基層にエアセルやゲル層を組み合わせたタイプです。ウレタンの安定感とエアの体圧分散を両立しており、要介護2〜4で褥瘡リスクが中程度の方に適しています。


床ずれ予防のメカニズム — なぜマットレスが重要なのか

床ずれ(褥瘡)は、同じ場所に圧力がかかり続けて血流が途絶え、皮膚や組織が壊死してしまう状態です。一度できると治療には数週間〜数ヶ月かかります。だからこそ「作らない」ための環境づくりが何より大切です。

床ずれが起きやすい部位

仰臥位(あおむけ)側臥位(横向き)座位
仙骨部(お尻の上)大転子部(太もも外側の骨)坐骨部
踵(かかと)くるぶし尾骨部
後頭部

一般的なマットレスでは、仙骨部に体重の約40%が集中するとされています。体圧分散マットレスは、この集中を緩和し、圧力を広い面積に分散させることで褥瘡を予防します。

体圧の目安

褥瘡予防の目安として、接触圧が40mmHg以下になるマットレスが推奨されています(出典: 日本褥瘡学会)。エアマットレスの多くはこの基準を満たしていますが、ウレタンフォームは製品によって差があります。


介護用マットレスおすすめ5選

ウレタンフォーム(2製品)

商品名レンタル月額目安厚さ体圧分散性通気性特徴
パラマウントベッド プレグラーマットレス約400〜700円10cm通気孔あり電動ベッドの背上げ対応
ケープ ルフラン約300〜600円8.5cmメッシュカバー軽量で洗えるカバー付き

エアマットレス(2製品)

商品名レンタル月額目安エアセル数圧切替静音性特徴
ケープ エアドクター約1,200〜2,000円18セル自動交互25dB以下褥瘡治療にも対応
モルテン ピュアレックス約1,000〜1,800円16セル自動交互28dB以下体重自動検知・圧力自動調整

ハイブリッド(1製品)

商品名レンタル月額目安構造体圧分散性特徴
パラマウントベッド ストレッチフィット約600〜1,000円ウレタン+エアセル電源不要のエアセル内蔵

出典: 各メーカー公式サイトおよび福祉用具レンタル事業者の料金表(2026年4月時点)

注意: レンタル月額は事業者や地域によって異なります。介護保険1割負担の場合の目安です。


要介護度別の推奨マットレスタイプ

要介護度自力寝返り褥瘡リスク推奨タイプ
要支援〜要介護1可能ウレタンフォーム
要介護2〜3一部介助ハイブリッドまたはウレタン(高機能)
要介護4〜5不可エアマットレス

ただし、要介護度だけでは判断できません。 以下の条件に1つでも該当する方は、要介護度にかかわらずエアマットレスを検討してください。

  • すでに褥瘡がある(治療目的)
  • 栄養状態が不良(低アルブミン血症)
  • 関節拘縮があり体位変換が困難
  • 皮膚が薄く脆弱(ステロイド長期使用など)

介護保険でマットレスをレンタルする条件

介護用マットレスは、介護保険の**「福祉用具貸与」**の対象です(電動ベッドとセットで利用するのが一般的)。

対象者

  • 要介護2〜5: 原則として対象
  • 要支援1〜2、要介護1: 床ずれ防止用具として医師の意見書がある場合は例外的に対象

費用の目安(月額・1割負担)

マットレスタイプ月額目安年間目安
ウレタンフォーム300〜800円3,600〜9,600円
ハイブリッド500〜1,200円6,000〜14,400円
エアマットレス800〜2,000円9,600〜24,000円

出典: 厚生労働省「福祉用具・住宅改修」


マットレスを長持ちさせるケア方法

週1回のカバー洗濯

マットレスカバーは汗や排泄物で汚れやすいため、週1回の洗濯が推奨されます。防水タイプのカバーを使用すると、マットレス本体への汚染を防げます。

月1回のマットレスローテーション

ウレタンフォームマットレスは、同じ場所に荷重がかかり続けるとへたりが生じます。頭と足の位置を月1回入れ替えることで、へたりを均一化できます。

エアマットレスの停電対策

エアマットレスは停電時に空気が抜ける製品があります。停電時にも圧力を維持する「停電時自動膨張機能」付きのモデルを選ぶか、手動ポンプを用意しておきましょう。


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まとめ — 「床ずれを作らない」環境は、マットレス選びから始まる

介護用マットレスは、利用者の身体状況と褥瘡リスクに応じて選ぶのが鉄則です。

選び方の手順をまとめます。

  1. 自力で寝返りが打てるか? → 打てるならウレタン、打てないならエアマットレス
  2. 褥瘡リスクは? → 栄養状態・皮膚状態・拘縮の有無で判断
  3. 電動ベッドとの相性は? → 背上げ対応かどうかを確認
  4. 介護保険で借りられるか? → 要介護2以上が原則。軽度者は医師の意見書

マットレスは毎日24時間使うものです。「なんとなく」で選ばず、福祉用具専門相談員やケアマネジャーに相談してください。利用者の体に合ったものなら、介護保険で月額300円台から導入できます。床ずれが起きてからの治療費・身体的負担と比べれば、予防のコストは決して高くありません。


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