介護中でも続けられる趣味12選 — 1日15分から始める癒しの時間
PR この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。
「介護で自分の時間が消えた」——そう感じていませんか
母の在宅介護を始めて2年。気づいたら自分の趣味、何もしてなかった。読みかけの本も、編みかけのマフラーも、全部止まったまま。私の人生どこいった。 — Xユーザー(在宅介護中・40代女性)2026年5月
この投稿に、胸の奥がきゅっとなった方もいるのではないでしょうか。あなたの「私の人生どこいった」は、自分を大切にしてきた証でもあります。
介護中は「自分の時間が消えた」「何かを楽しむ余裕なんてない」と感じやすい。それでも1日15分の趣味は、介護を長く続けるための必要なケアです。
厚生労働省「2022年国民生活基礎調査」によると、主な介護者の約**68.9%**が日常生活で「悩みやストレスを感じる」と回答しています。特に同居の主介護者ほど、その傾向が強い結果でした。
出典: 厚生労働省「2022年 国民生活基礎調査の概況」IV 介護の状況
この記事では、在宅介護中でも続けられる趣味12選を、すきま時間(5〜15分)と少しまとまった時間(30分〜1時間)に分けてまとめました。罪悪感との向き合い方、続けるコツ、低コストで始められる選択肢まで具体的に取り上げます。
この記事でわかること:
- 介護中こそ趣味が必要だと言われる理由(データ)
- すきま時間でできる趣味6選
- 30分〜1時間で楽しむ趣味6選
- 趣味を続けるための3つのコツ
- 認知症の親と一緒にできる趣味
介護中こそ「趣味の時間」が必要な理由
**結論から言うと、趣味の時間は「介護者が燃え尽きないための予防策」**です。
内閣府「2024年版 高齢社会白書」は、高齢者本人だけでなく介護を担う家族の健康維持と社会参加の重要性を指摘しています。趣味活動などで「自分の時間」を確保している介護者ほど、介護を長期間続けやすい傾向にあると報告されています。
また、国立精神・神経医療研究センター「こころの情報サイト」(厚生労働省連携)では、ストレスを生む原因や日常生活の中でストレスをためないコツ、セルフケアの方法が紹介されています。何かに集中している時間は、介護のことを一時的に「考えない時間」になり、それ自体が脳と心の休息につながります。
出典: こころの情報サイト「ストレスとセルフケア」(国立精神・神経医療研究センター)
「趣味なんて贅沢」って思ってた。でも編み物再開したら、針を動かしてる15分だけは介護のこと忘れられた。それだけで気持ちがすごく楽になった。罪悪感より先に、回復してた。 — Xユーザー(介護中・50代女性)2026年4月
つまり、**趣味は「介護をサボる行為」ではなく「介護を続けるためのケア」**です。
すきま時間でできる趣味6選(5〜15分)
「まとまった時間なんて取れない」——その悩みに寄り添うのが、5〜15分のすきま時間で楽しめる趣味です。中断・再開がしやすく、家の中で完結するものに絞りました。
趣味1: 3行日記・感情日記
ノートに3行だけ「今日あったこと」「感じたこと」を書く習慣です。1日5分ほどで完結し、続けることで自分の気持ちの変化に気づきやすくなります。介護の記録を兼ねれば、後でケアマネジャーや医師との面談でも役立ちます。
趣味2: 折り紙
100円ショップで買える折り紙1冊から始められます。手先を動かす作業は集中を促し、できあがったときの達成感が小さな喜びになります。親と一緒に折ることもでき、認知症ケアの場面でも活用される手仕事です。
趣味3: 簡単ストレッチ・ヨガ
YouTubeに「5分ストレッチ」「椅子ヨガ」などの動画が無数にあります。介護による腰痛・肩こり対策にもなり、身体を動かすこと自体が気分転換になります。
趣味4: 観葉植物の手入れ
水やり・葉拭き・植え替えなど、ほんの数分で完結する作業ですが、緑の世話は心を落ち着けると言われます。窓辺やキッチンに1鉢置くだけで、家の中に「自分のお気に入り」ができます。
趣味5: 写真整理
スマホに溜まった写真をアルバムに分ける、紙焼き写真をスキャンする。短時間で進められ、家族との思い出に触れる時間にもなります。整理した写真は親との回想会話にも使えます。
趣味6: 大人の塗り絵
書店や100円ショップで買える塗り絵帳と色鉛筆だけで始められます。「色を塗る」というシンプルな作業に集中することは、マインドフルネス的な効果があるとされ、不安や緊張の緩和に役立つ可能性が指摘されています。
30分〜1時間で楽しむ趣味6選
デイサービスや訪問介護を利用している時間、家族が交代してくれる時間など、30分〜1時間のまとまった時間ができたときに楽しめる趣味です。
趣味7: 読書・オーディオブック
紙の本もよいですが、Audibleなどのオーディオブックは「耳だけ空いている家事や見守り中」にも楽しめるのが介護中向きです。図書館の電子書籍貸出を使えばコストもかかりません。
→ 介護中の人におすすめの本 — 読むだけで気持ちが軽くなる15冊
趣味8: 編み物・手芸
毛糸とかぎ針1本から始められ、コースター・ミニマフラーなど数時間で完成する小物もあります。手元に集中する時間は雑念から離れる効果が期待でき、できあがった作品が形に残るのも続けやすいポイントです。
趣味9: ガーデニング・家庭菜園
ベランダのプランターで始められるミニトマト・ハーブ・葉物野菜は、初期費用1,000円程度で始められます。植物の成長を見守ることは「待つ楽しみ」を取り戻す体験にもなります。
趣味10: 映画・ドラマ鑑賞
NetflixやAmazonプライムビデオなど、月額1,000円前後で何千本もの作品が見られます。1話完結のドラマや短編映画は介護で中断されても続きから観やすくおすすめです。
→ 介護中の人におすすめの映画 — 涙と笑いで心を整える12本
趣味11: オンライン講座・学び直し
UdemyやNHK学園、自治体のオンライン講座など、自宅で受けられる学習機会は豊富です。「介護以外の自分」を取り戻す時間として役立つだけでなく、介護後のキャリア再構築にもつながる可能性があります。
趣味12: 音楽・楽器演奏
ピアノ、ウクレレ、カリンバなど、独学でも始めやすい楽器が多数あります。歌うこと自体も呼吸を深める効果があり、親と一緒に童謡を歌う時間が回想法的なケアの一環にもなります。
12の趣味 比較表
| # | 趣味 | 所要時間目安 | 初期費用目安 | 親と一緒にできる |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 3行日記 | 5分 | 0〜500円 | △ |
| 2 | 折り紙 | 10分 | 100円〜 | ◎ |
| 3 | 簡単ストレッチ | 5〜10分 | 0円 | △ |
| 4 | 観葉植物の手入れ | 5分 | 500〜2,000円 | △ |
| 5 | 写真整理 | 15分 | 0円 | ◎(回想法) |
| 6 | 大人の塗り絵 | 15分 | 500〜1,500円 | ◎ |
| 7 | 読書・オーディオブック | 30分〜 | 0〜1,500円/月 | ○(読み聞かせ) |
| 8 | 編み物・手芸 | 30〜60分 | 1,000〜3,000円 | △ |
| 9 | ガーデニング | 30分 | 1,000円〜 | ○ |
| 10 | 映画・ドラマ鑑賞 | 45〜60分 | 1,000円/月〜 | ○ |
| 11 | オンライン講座 | 30〜60分 | 0〜数千円 | × |
| 12 | 音楽・楽器演奏 | 30分 | 3,000円〜 | ◎(一緒に歌う) |
※費用は2026年時点の市場価格を参考にした目安です。
趣味を続けるための3つのコツ
「始めたけど続かない」——介護中の趣味で一番多い悩みです。続けるための3つのコツを紹介します。
コツ1: 「中断できる趣味」を選ぶ
介護はいつ呼ばれるかわかりません。「中断したら最初からやり直し」になる趣味は続きにくい傾向があります。塗り絵、編み物、読書など、いつでも止めて再開できるものを選びましょう。
コツ2: 道具を「すぐ手に取れる場所」に置く
引き出しの奥にしまうと、出すのが面倒になり再開しにくくなります。リビングのカゴに塗り絵セット、ソファの脇に編みかけ、キッチンに観葉植物。「視界に入る場所」に道具があるだけで、習慣化の確率は大きく上がります。
コツ3: 「成果を求めない」と決める
介護中の趣味は「上達」や「完成」を目標にしないほうが続きます。**「今日10分手を動かせたらOK」**くらいのハードルにしておくと、罪悪感や挫折感が生まれにくくなります。
罪悪感を乗り越えるために — 経験者の声
「私が休んだら誰が介護するの」って思って4年間ノー趣味だった。倒れて入院して、結局3日間家を空けることになった。あのとき思った。私が壊れる前に、15分の塗り絵くらい許してあげてもよかったって。 — Xユーザー(介護中・60代女性)2026年6月
この声が示すのは、介護者が自分を後回しにし続けると、結果的に介護そのものが続けられなくなるという現実です。
厚生労働省も「介護離職ゼロ ポータルサイト」などを通じて、介護者自身の心身の健康維持の重要性を呼びかけており、各市町村の地域包括支援センターでリフレッシュ事業や相談窓口を整備しています。
出典: 厚生労働省「介護・高齢者福祉」
「自分のための15分」は、介護を続けるための投資です。
今日からできるたった1つのこと
12個の趣味を紹介しましたが、全部やる必要はありません。
今日できること、1つだけ提案させてください。
「家にすでにあるもの」で始められる趣味を1つ選び、リビングの目に入る場所に置く。
- 読みかけの本を本棚から出してソファ脇に
- スマホの写真整理をホーム画面のショートカットに
- 編みかけがあれば籠ごとリビングへ
**5分でも、3分でも、続いた日には自分を褒める。**それだけで、明日の介護はほんの少し軽くなります。
介護のストレスや疲労が深刻な場合は、レスパイトケアや相談窓口の活用も検討してみてください。
→ 介護者のリフレッシュ法15選 — 5分・30分・半日で心を休める → 介護バーンアウトのサインと回復方法 — 燃え尽きる前にできる対策
あわせて読みたい
- 介護日記の書き方 — 続けやすいフォーマットと活用法
- 介護中の人におすすめの本 — 読むだけで気持ちが軽くなる15冊
- 介護中の人におすすめの映画 — 涙と笑いで心を整える12本
- 介護者のリフレッシュ法15選 — 5分・30分・半日で心を休める
まとめ
介護中の趣味は、**「自分を取り戻すための小さな時間」**です。
この記事のポイントを振り返ります。
- 介護者の約7割がストレスを抱える — 趣味の時間は「贅沢」ではなく「ケア」
- 5〜15分の趣味6選 — 日記、折り紙、ストレッチ、観葉植物、写真整理、塗り絵
- 30〜60分の趣味6選 — 読書、編み物、ガーデニング、映画、オンライン講座、音楽
- 続けるコツは3つ — 中断できる/道具を見える場所に/成果を求めない
「私が休んでいいのかな」と迷う気持ちは、真面目に介護に向き合っている証拠です。でも、自分を後回しにし続けると、介護そのものが続けられなくなります。
今日、1冊の本を本棚から出すだけでもいい。15分の塗り絵でもいい。自分を大切にすることは、親を大切にすることと同じ方向を向いています。