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ポータブルトイレおすすめ6選 — 種類・選び方・介護保険の適用条件

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「トイレが間に合わない」——その悩み、ポータブルトイレで変わる

夜中にトイレに行く途中で母が転んだ。それから怖くてオムツにしたけど、母は「情けない」って泣いてた。ポータブルトイレっていうのを知って、ベッドの横に置いたら夜も安心になった。もっと早く知りたかった。 — Xユーザー(母親を在宅介護・50代女性)2026年3月

在宅介護で最もデリケートな問題の1つが排泄です。夜間のトイレ移動による転倒リスク、トイレまでの距離が遠い、間に合わないことへの不安——。こうした問題に対して、ポータブルトイレは排泄の自立を支えながら、安全を確保する福祉用具です。

この記事では、ポータブルトイレの種類と選び方、おすすめ6製品の比較、そして介護保険の適用条件と申請手順を解説します。

この記事でわかること:

  • ポータブルトイレ3タイプ(標準型・木製家具調・水洗式)の違い
  • 選び方の5つのポイント
  • 介護保険の特定福祉用具購入費の使い方

ポータブルトイレは3タイプ — 「どこに置くか」「誰が使うか」で選ぶ

ポータブルトイレは大きく3タイプに分かれます。まず結論として、使う方の身体状況と、設置する部屋の環境で最適なタイプが変わります

タイプ特徴価格帯重量向いている方
標準型(プラスチック製)軽量・低価格・移動しやすい5,000〜15,000円3〜5kg一時的な利用、介助者の負担軽減
木製家具調部屋に馴染むデザイン、安定性が高い20,000〜50,000円8〜15kg長期利用、寝室やリビングに設置
水洗式水洗で臭いを軽減、清掃が楽40,000〜80,000円10〜20kg臭いが気になる方、介助者の負担軽減

おすすめ6選

標準型(プラスチック製)

1. パナソニック ポータブルトイレ 座楽シリーズ(標準型)

パナソニックの介護用品ブランド「エイジフリー」の標準モデル。軽量で持ち運びやすく、バケツの取り外しが容易で清掃がしやすい設計です。

  • 価格帯: 8,000〜12,000円
  • 特徴: はねあげ式ひじ掛け、ペーパーホルダー付き
  • 向いている方: 初めてポータブルトイレを導入する方

(出典:パナソニック エイジフリー公式

2. アロン化成 安寿 ポータブルトイレ SP

介護用品大手アロン化成の定番モデル。座面の高さ調整が可能で、体格に合わせた設定ができます。

  • 価格帯: 6,000〜10,000円
  • 特徴: 高さ3段階調整、防臭消臭液付属
  • 向いている方: コストを抑えたい方、短期間の利用

(出典:アロン化成 安寿公式

木製家具調

3. パナソニック 座楽 木製きらく

木目調の落ち着いたデザインで、寝室に置いても違和感がないポータブルトイレ。安定性が高く、長期利用に向いています。

  • 価格帯: 30,000〜45,000円
  • 特徴: 木製フレームで安定、暖房便座対応モデルあり
  • 向いている方: 寝室に長期設置する方、デザインを重視する方

4. アロン化成 安寿 家具調トイレ セレクトR

木製家具調の中でも座面の高さ調整幅が広く、背もたれのクッション性に優れたモデルです。

  • 価格帯: 25,000〜40,000円
  • 特徴: ソフト便座、高さ5段階調整、消臭機能付き
  • 向いている方: 長時間座ることがある方、快適性を重視する方

(出典:アロン化成 安寿公式

水洗式

5. アイシン 水洗式ポータブルトイレ ビューレット

自動車部品メーカーのアイシンが開発した水洗式ポータブルトイレ。水洗で臭いを抑え、汚物処理の負担を大幅に軽減します。

  • 価格帯: 50,000〜70,000円
  • 特徴: 水洗機能、脱臭機能、ペール(汚物容器)の密閉性が高い
  • 向いている方: 臭いの問題を解決したい方、介助者の負担を減らしたい方

6. TOTO ベッドサイド水洗トイレ

TOTOが開発した本格水洗タイプのベッドサイドトイレ。既存の排水管に接続する工事が必要ですが、通常のトイレと同等の使用感が得られます。

  • 価格帯: 工事費込みで200,000〜350,000円
  • 特徴: 排水管接続で本格水洗、ウォシュレット対応
  • 向いている方: 費用よりも快適性・衛生面を最優先する方、長期在宅介護

(出典:TOTO ベッドサイド水洗トイレ公式

木製家具調のポータブルトイレにしたら、母が「これなら恥ずかしくない」って。見た目って大事なんだなと思った。オムツじゃなくて自分でトイレできるってことが、母の尊厳を守ってる。 — Xユーザー(在宅介護中の息子・40代)2026年4月


選び方の5つのポイント

ポータブルトイレを選ぶ際は、以下の5つのポイントを確認してください。

ポイント1: 安定性

使う方が座ったり立ち上がったりする際にぐらつかないことが最も重要です。体重が重い方や、立ち上がり時に手すり代わりにトイレのひじ掛けを使う方は、重量のある木製家具調を選ぶと安心です。

ポイント2: 座面の高さ

座面の高さは、膝が90度に曲がる高さが基準です。高すぎると足が床につかず不安定になり、低すぎると立ち上がりが困難になります。高さ調整機能がある製品を選ぶと、後から微調整ができます。

ポイント3: 消臭・脱臭機能

ポータブルトイレの最大のネックは臭いです。消臭液の使用、脱臭機能付きモデルの選択、設置場所の換気を組み合わせて対策してください。水洗式は臭いの問題を大幅に軽減できます。

ポイント4: 清掃のしやすさ

バケツ(汚物容器)の取り外しやすさ、丸洗いが可能かどうかを確認してください。介助者にとって、毎日の汚物処理の負担は大きいです。取り外しやすいバケツ、汚れがつきにくいコーティング、ペーパーホルダー付きなどの機能があると楽になります。

ポイント5: デザイン

寝室やリビングに設置する場合、見た目は心理的に重要です。「いかにもトイレ」というプラスチック製に抵抗がある場合は、木製家具調を選ぶと部屋に馴染みます。使う方の**「自分でトイレに行ける」という尊厳を守ること**が、ポータブルトイレ導入の本質です。


介護保険の特定福祉用具購入費 — 年間10万円まで

ポータブルトイレは、介護保険の「特定福祉用具購入費」の支給対象です。

項目内容
支給上限額年間10万円(毎年4月〜翌年3月)
自己負担割合1割〜3割(所得による)
実質支給額最大9万円(1割負担の場合)
対象者要支援1〜要介護5の認定を受けた方
購入先都道府県の指定を受けた事業者から購入する必要あり

(出典:厚生労働省「福祉用具購入費の支給」)

申請の流れ

  1. ケアマネジャーに相談: 「ポータブルトイレを検討している」と伝える
  2. 指定事業者から購入: 都道府県の指定を受けた福祉用具販売店で購入
  3. 市区町村に支給申請: 領収書、購入した福祉用具のカタログ(パンフレット)等を提出
  4. 支給決定: 審査後、保険給付分が支給される

注意点:

  • 指定事業者以外から購入した場合は支給対象外
  • 同一種目の福祉用具は原則として1つまで(破損等の場合は再購入可能な場合あり)
  • ケアマネジャーに相談すれば、指定事業者の紹介から申請手続きまでサポートしてもらえます

導入のタイミングと使い方のコツ

こんな場合に導入を検討する

  • 夜間にトイレまでの移動が不安定になってきた
  • トイレに間に合わないことが増えた
  • トイレまでの距離が遠い(2階の寝室から1階のトイレ等)
  • 転倒事故を経験した、または転倒リスクが高まっている
  • 退院後にすぐトイレまで歩けない一時的な期間

使い方のコツ

  • ベッドからの動線を確保する: ベッドの横に設置し、手すりやベッド柵を使って安全に移乗できるようにする
  • 消臭液は毎回使用する: バケツに少量の水と消臭液を入れておくと、臭いを大幅に軽減できる
  • 使用後はすみやかに処理する: 衛生面と臭いの両面で、汚物は早めに処理する
  • 定期的に丸洗いする: 週1回程度、バケツと本体を丸洗いすると衛生的

最初は「ポータブルトイレなんて」って父が嫌がった。でも夜中の転倒が怖くて。使い始めたら「夜が楽になった」って。自分でトイレできるってことが、本人の気持ちを支えてるんだと思う。 — Xユーザー(父親を在宅介護・50代女性)2026年2月


次の一歩 — ポータブルトイレ導入の3ステップ

ステップ1: ケアマネジャーに相談する 「夜間のトイレ移動が不安」「ポータブルトイレを検討したい」と伝えてください。身体状況に合った製品の選定と、介護保険の申請を一緒に進めてもらえます。

ステップ2: 福祉用具販売店で実物を確認する カタログだけでなく、実物の座面の高さ・安定性・ひじ掛けの使いやすさを確認してください。使う方本人が試せるとベストです。

ステップ3: 設置場所を整える ベッドからの動線確認、手すりの設置(介護用手すりの取り付けガイド参照)、消臭液の準備を行い、安全で快適な排泄環境を整えましょう。


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まとめ

ポータブルトイレは、在宅介護における排泄の自立を支える重要な福祉用具です。標準型・木製家具調・水洗式の3タイプから、使う方の身体状況と設置環境に合ったものを選んでください。

介護保険の特定福祉用具購入費を活用すれば、年間10万円まで自己負担1〜3割で購入できます。ケアマネジャーに相談するところから始めてみてください。

**「自分でトイレに行ける」ということは、単なる排泄の問題ではなく、その方の尊厳に関わることです。**ポータブルトイレは、その尊厳を守るための道具なのです。

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