PR 当サイトは一部アフィリエイトプログラムによる収益を得ています。記事の内容は公平性を保つよう努めておりますが、掲載サービスの詳細は各公式サイトをご確認ください。

介護生活でもペットと暮らし続けるために — 施設選び・サービス活用のヒント

PR この記事にはアフィリエイト広告が含まれています。

ペットは「家族」だから手放したくない

母が要介護3になって施設入所を勧められた。でも母は「ポチを置いていけない」の一点張り。16年一緒に暮らした犬を離れさせるのは、母にとって施設に入るより怖いことだった。 — Xユーザー(母親の介護中・50代女性)2026年3月

一人暮らしの父が認知症と診断された。猫を2匹飼っている。施設に入れたいけど、猫はどうする?里親?保健所?考えるだけで胸が痛い。こういう悩みって、誰に相談すればいいの。 — Xユーザー(父親の介護を検討中・40代男性)2026年4月

介護が始まったとき、「親のペットをどうするか」という問題に直面する家族は少なくありません。しかし、介護の情報サイトではペットの話題がほとんど取り上げられていないのが現状です。

この記事では、介護生活でもペットと暮らし続けるための選択肢を整理します。

この記事でわかること:

  • ペット可の介護施設の探し方と費用
  • 在宅介護中にペットケアを支える外部サービス
  • 万が一のときの「ペット信託」という選択肢

高齢者とペットの現実 — データが示す「切り離せない関係」

高齢者のペット飼育率は約12%。そして要介護状態になったとき、ペットの問題が表面化します。

項目数値出典
65歳以上のペット飼育率約12.4%一般社団法人ペットフード協会 全国犬猫飼育実態調査 2024年
ペットが理由で施設入所を拒否する高齢者施設相談の約15%各地域包括支援センター報告(推計)
ペット可の介護施設数全国で約200施設(推計)介護サービス情報公表システム・各施設HP

約8人に1人の高齢者がペットを飼っており、その多くにとってペットは「飼っている動物」ではなく「家族」です。施設入所の話が出たときに「ペットを手放すくらいなら施設に行かない」と拒否するケースは珍しくありません。


選択肢1: ペット可の介護施設を探す

ペットと一緒に入れる介護施設は、まだ数は限られていますが、増加傾向にあります。

ペット可施設の種類と特徴

施設タイプペット対応費用目安(月額)注意点
介護付き有料老人ホーム(ペット可)居室内で飼育可20〜40万円施設ごとにルールが異なる
サービス付き高齢者向け住宅(ペット可)居室内で飼育可12〜25万円介護度が上がると退去の可能性
グループホーム(一部ペット可)共用スペースで飼育15〜20万円他入居者のアレルギーに配慮

探し方

  1. 介護サービス情報公表システム厚労省)で地域の施設を検索し、個別に電話確認する
  2. 「ペット可 老人ホーム ○○県」 で検索し、施設のHPで受入条件を確認する
  3. 地域包括支援センター に相談する。地域のペット可施設情報を持っていることがある

ペット可施設を選ぶときの確認ポイント

  • 飼育可能な動物の種類とサイズ制限
  • ペットの世話ができなくなったときの対応方針
  • ペットの医療費・食費は自己負担か
  • 他の入居者からのクレーム対応方針
  • ペットが先に亡くなったときの心理的サポート

大切な注意点: ペット可をうたっていても、「入居時にペットがいる場合のみ可」「小型犬のみ」「1匹まで」など条件が細かく設定されている施設がほとんどです。必ず見学時に詳細を確認してください。


選択肢2: 在宅介護を続けながらペットケアを外部に頼る

在宅介護を選ぶ場合、介護者自身にペットの世話まで手が回らないことがあります。以下の外部サービスを活用することで、両方を維持しやすくなります。

活用できるサービス

サービス内容費用目安探し方
ペットシッター自宅に訪問しペットの世話1回2,000〜5,000円日本ペットシッター協会HP
老犬・老猫ホーム高齢ペットの長期預かり月額3〜8万円「老犬ホーム ○○県」で検索
ペット一時預かり(ボランティア)入院・ショートステイ時の短期預かり無料〜実費地域のペットボランティア団体
訪問ペット介護老齢ペットの通院付添・投薬管理1回3,000〜7,000円ペットケアマネージャー検索

父が入院したとき、猫2匹の面倒を見てくれるペットシッターさんを見つけた。週3回来てくれて、写真を送ってくれる。父に見せたら「ちゃんと元気にしてるな」って笑った。父のリハビリのモチベーションにもなった。 — Xユーザー(父親が脳梗塞で入院中・40代女性)2026年3月

ペットの存在が高齢者の生きがいになっているケースでは、ペットとの関係を維持することが介護の質そのものに直結します。「ペットのために元気でいよう」というモチベーションは、リハビリや日常の活動意欲にもつながります。


選択肢3: 万が一に備える「ペット信託」

飼い主が認知症の進行や死亡によりペットの世話ができなくなる場合に備え、ペット信託という仕組みがあります。

ペット信託とは

飼い主が信託会社や個人に財産の一部を預け、自分がペットの世話をできなくなった場合に、その財産でペットの世話を継続してもらう契約です。

項目内容
契約方法司法書士・行政書士に依頼(公正証書で作成が望ましい)
費用設定費用5〜30万円 + 信託するペット養育費
メリット法的に有効な形でペットの将来を保障できる
デメリット費用がかかる。信頼できる受託者を見つける必要がある

ペット信託以外の選択肢:

  • 飼育契約書: 家族・友人と書面で飼育の引継ぎを約束する(法的拘束力は弱い)
  • NPO・ボランティア団体への登録: 飼い主に万が一のことがあったときに引き取ってもらう
  • 保護団体の「終生飼養プログラム」: 一括で費用を預け、ペットの最期まで面倒を見てもらう

認知症の診断を受けた段階で、判断能力があるうちにペットの将来について決めておくことが重要です。介護と相続のトラブル防止の記事も併せてご確認ください。


在宅介護で「ペットがいてよかった」という効果

ペットの世話は負担になる側面もありますが、介護生活においてプラスの効果も報告されています。

アニマルセラピー効果に関する研究:

  • 犬や猫との触れ合いがストレスホルモン(コルチゾール)を低下させる(国立長寿医療研究センター報告)
  • 認知症の方がペットと過ごすことで、行動・心理症状(BPSD)が緩和される傾向
  • 高齢者がペットの散歩をすることで、日常の運動量が維持される

ただし、これらはすべてのケースに当てはまるわけではありません。ペットのアレルギーや衛生面の問題、ペットの世話が介護者の負担を増やすリスクもあります。メリットとデメリットを冷静に見極めたうえで判断してください。

母は認知症が進んでも、猫の名前だけは絶対に忘れなかった。毎朝「たまちゃん、おはよう」って声をかけるのが日課。その1日のルーティンが、母の生活リズムを保ってくれていた。ペットの力ってすごい。 — Xユーザー(母親を在宅介護中・50代男性)2026年4月


まとめ — 「ペットか介護か」の二択にしない

介護が始まったからといって、ペットを手放す以外に道がないわけではありません。

  • ペット可の施設は増えている(ただし条件を要確認)
  • 在宅介護でもペットシッターや一時預かりで両立できる
  • 万が一に備えて、ペット信託や飼育引継ぎの準備を早めに

最も大切なのは、「親にとってペットがどんな存在か」を理解することです。16年間一緒に暮らした犬を手放すことは、引越しや施設入所よりも大きな喪失になることがあります。

ペットの問題で施設選びに迷っている方は、まず地域包括支援センターに相談してください。見守りサービス比較で在宅介護の負担を減らす方法も確認できます。介護の費用全般については介護施設の費用シミュレーションをご覧ください。


あわせて読みたい

よくある質問

Q. ペット可の介護施設はどうやって探せますか? 介護サービス情報公表システム(厚労省)で地域の施設を検索し、個別に電話確認するのが確実です。「ペット可 老人ホーム ○○県」のWeb検索も有効です。地域包括支援センターでも情報を持っていることがあります。

Q. 施設入所が決まったけど、ペットを連れていけない場合はどうすればいい? 家族や友人への引継ぎが最優先です。難しい場合は、老犬・老猫ホーム、地域のペットボランティア団体、NPOの終生飼養プログラムなどの選択肢があります。保健所への持ち込みは最終手段としてください。

Q. 認知症の親がペットの世話をできなくなったサインは? 餌やりの回数を忘れる、トイレの清掃ができなくなる、散歩に行かなくなる、ペットの体調変化に気づかない、などが見られたら、ペットケアの外部支援を検討するタイミングです。

Q. ペット信託はどこに相談すればいいですか? 司法書士・行政書士のうち、ペット信託を扱っている事務所に相談してください。「ペット信託 ○○県」で検索すると対応事務所が見つかります。費用は設定費用が5〜30万円程度です。