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介護のリハビリとは?種類・効果・費用と受けられる場所まとめ

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「リハビリで少しでも良くなってほしい」— その願いを形にするために

入院して106日目。手術後から約14週目。12月に入院してから早くも4カ月が経とうとしている。退院の日が決定した。本当に長くて辛い日々の連続だった。 — Xユーザー(骨折後リハビリ入院中・70代男性)2026年3月

骨折や脳卒中のあと、「リハビリで少しでも回復してほしい」と願うご家族は多いはずです。

先に結論をお伝えします。介護保険のリハビリには3つの種類と3つの受け方があり、目的と状態に応じて最適な組み合わせを選べます。 医療保険のリハビリと違って期限がなく、身体機能の維持が必要な限り継続して利用できるのが大きな特徴です。

2026年度の介護報酬改定では、リハビリテーション関連の報酬が引き上げられ、計画書の説明者も医師以外(看護師・理学療法士など)に拡大されました(出典: 厚生労働省「令和6年度介護報酬改定」)。リハビリの質と利便性は年々向上しています。

この記事でわかること:

  • 介護保険リハビリの3つの種類(PT・OT・ST)と具体的な内容
  • 通所・訪問・入所の3つの受け方と費用
  • 目的別の選び方ガイド
  • リハビリの効果を最大化するためのポイント

リハビリの3つの種類 — PT・OT・STの違い

結論: リハビリは「体の機能を回復するPT」「生活動作を回復するOT」「話す・飲み込む力を回復するST」の3種類です。 これらは単独で受けることも、組み合わせて受けることもできます。

理学療法(PT: Physical Therapy)— 体の動きを回復する

項目内容
担当専門職理学療法士(PT)
主な目的基本的な身体機能(立つ・歩く・座る)の回復・維持
対象となる状態骨折後、脳卒中後の片麻痺、関節疾患、廃用症候群、パーキンソン病など
具体的な訓練内容歩行訓練、筋力強化、関節可動域訓練、バランス訓練、起き上がり訓練、階段昇降訓練
使用する機器平行棒、歩行器、バランスボール、レッドコード、電気刺激装置など

理学療法は「立つ」「歩く」「座る」といった基本的な動作の回復に焦点を当てます。骨折後に再び歩けるようになりたい、転倒しにくい体をつくりたいという場合に最も適したリハビリです。

出典: 回復期リハビリテーション.net「基本は3種類」

作業療法(OT: Occupational Therapy)— 生活の動作を回復する

項目内容
担当専門職作業療法士(OT)
主な目的日常生活動作(ADL)と生活の質(QOL)の回復・維持
対象となる状態脳卒中後の上肢麻痺、認知機能低下、高次脳機能障害、手指の巧緻性低下など
具体的な訓練内容食事・着替え・トイレ・入浴の動作訓練、手指の細かい動作訓練、調理・洗濯などの家事動作訓練、認知機能訓練
使用する道具自助具(太柄のスプーンなど)、パズル、粘土、手工芸の材料など

作業療法は「食べる」「着替える」「トイレに行く」といった日常生活に必要な動作の回復に焦点を当てます。また、趣味活動や社会参加を通じて精神的な健康を支える役割もあります。

言語聴覚療法(ST: Speech-Language-Hearing Therapy)— 話す・飲み込む力を回復する

項目内容
担当専門職言語聴覚士(ST)
主な目的言語機能と嚥下機能の回復・維持
対象となる状態脳卒中後の失語症、構音障害、嚥下障害、認知症による言語機能低下、聴覚障害など
具体的な訓練内容発声・発話訓練、嚥下訓練(飲み込みの練習)、舌や口腔の運動、コミュニケーション支援
重要性嚥下障害は誤嚥性肺炎の原因となり、高齢者の死因の上位

言語聴覚療法は、脳卒中後に言葉が出にくくなった方や、食事中にむせることが増えた方にとって特に重要です。誤嚥性肺炎は高齢者の主要な死因のひとつであり、嚥下リハビリは命に直結する訓練です。


リハビリを受けられる3つの場所

結論: 「通所(デイケア)」「訪問」「入所」の3つの受け方があり、それぞれにメリットがあります。 状態や生活環境に合わせて選んでください。

場所1: 通所リハビリテーション(デイケア)

項目内容
概要施設に通ってリハビリを受ける(送迎あり)
利用時間1〜2時間の短時間型から6〜8時間の1日型まで
メリット専門機器が使える、他の利用者との交流がある、入浴もできる
費用目安(1割負担)1回約400〜1,200円(時間・要介護度による)
向いている方外出が可能、社会参加も兼ねたい、専門的な機器でのリハビリが必要

場所2: 訪問リハビリテーション

項目内容
概要理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が自宅を訪問してリハビリを行う
利用時間1回20分(週6回まで)
メリット自宅の環境に合わせた実践的な訓練ができる、通う負担がない
費用目安(1割負担)1回約300円(20分)
向いている方外出が困難、自宅での動作(トイレ・風呂など)の訓練が必要

出典: 厚生労働省「介護事業所・生活関連情報検索」

場所3: 入所リハビリテーション(介護老人保健施設)

項目内容
概要介護老人保健施設(老健)に入所して集中的にリハビリを受ける
利用期間原則3〜6カ月(在宅復帰が目標)
メリット毎日のリハビリが可能、医師・看護師が常駐、24時間の介護体制
費用目安(1割負担)月額約8〜15万円(居住費・食費含む)
向いている方骨折や脳卒中後に集中的なリハビリが必要、在宅復帰を目指す

リハビリは歩行用カートを使い安定して歩くようになりました。月曜日から段階をあげるとのこと。杖のみでの安定歩行と低い階段昇降を達成できるようにしたいです。 — Xユーザー(リハビリ入院中)2026年4月

この方のように、段階を踏んでリハビリを進めることで、着実に機能は回復していきます。入所リハビリで集中的に行い、退院後は通所や訪問リハビリで維持するという流れが一般的です。


費用の詳細 — 介護保険と医療保険の違い

結論: 介護保険のリハビリは期限なし・自己負担は原則1〜3割です。 医療保険のリハビリには疾患別の期限があるため、期限後は介護保険に移行します。

介護保険リハビリと医療保険リハビリの比較

項目介護保険リハビリ医療保険リハビリ
対象者要支援・要介護認定者病気・ケガの発症・手術後の方
期限なし(維持期も継続可能)疾患別(脳血管180日、運動器150日など)
場所通所・訪問・入所病院・診療所
自己負担1〜3割(介護保険)1〜3割(医療保険)
特徴生活機能の維持・向上が目的機能回復が主目的

費用を抑える制度

  • 高額介護サービス費: 月の自己負担が上限額を超えた分が払い戻される
  • 高額医療・高額介護合算療養費: 医療費と介護費の年間合計が基準を超えた場合に払い戻し
  • 特定入所者介護サービス費(補足給付): 老健入所時の食費・居住費の減額制度

関連記事: 高額介護サービス費の申請方法


目的別 — あなたの家族に合うリハビリの選び方

結論: 「何を回復したいか」を明確にしてから、ケアマネジャーに相談するのが最も効率的です。

目的別おすすめリハビリ

目的おすすめの種類おすすめの場所
骨折後に再び歩けるようになりたい理学療法(PT)入所(集中期)→通所(維持期)
脳卒中後の日常動作を回復したい理学療法+作業療法(PT+OT)入所→訪問(自宅環境での訓練)
食事中のむせが増えた言語聴覚療法(ST)通所または訪問
転倒を予防したい理学療法(PT)通所(短時間型)
認知機能の低下を緩やかにしたい作業療法(OT)通所(レク活動も含む)
退院後、自宅での生活に不安がある作業療法+理学療法(OT+PT)訪問(自宅環境の評価含む)

ケアマネジャーへの伝え方

以下のように具体的に伝えると、最適なプランが提案されやすくなります。

  • 「骨折する前は一人で散歩に行けていたので、またそのくらい歩けるようになってほしい」
  • 「お風呂は一人で入れなくなったので、手すりにつかまれば自分で入れるようになってほしい」
  • 「最近食事中にむせることが増えて心配。誤嚥性肺炎が怖い」

抽象的な「リハビリをしてほしい」ではなく、「どんな動作を回復したいか」を具体的に伝えることがポイントです。


リハビリの効果を最大化する3つのポイント

結論: リハビリの時間だけでなく、日常生活全体を「訓練の場」にすることで効果は大きく変わります。

ポイント1: リハビリで学んだことを自宅でも実践する

リハビリの時間は週に数時間。残りの時間をどう過ごすかが回復スピードに直結します。理学療法士や作業療法士から自宅でできる練習(ホームエクササイズ)を教えてもらい、毎日少しずつ実践してください。

ポイント2: 「できること」を家族が奪わない

「危ないから」とすべてを手助けすると、残っている能力まで失われてしまいます。時間がかかっても自分でできることは自分でやってもらうことが、最も効果的なリハビリです。

ポイント3: 栄養と睡眠を整える

リハビリで消費するエネルギーは想像以上に大きいものです。十分なタンパク質(肉・魚・卵・大豆)と水分の摂取、そして質の良い睡眠が、筋力回復の土台になります。


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まとめ — リハビリは「あきらめない」を支える仕組み

介護保険のリハビリは、期限のない継続的な支援です。3つの種類(PT・OT・ST)と3つの受け方(通所・訪問・入所)を組み合わせることで、一人ひとりの状態に合った回復プログラムが組めます。

「リハビリで少しでも良くなってほしい」というご家族の願いは、正しい選択と継続によって形にできます。まずはケアマネジャーに「何を回復したいか」を具体的に伝えることから始めてみてください。

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