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要介護1〜5の違いをわかりやすく解説 — 受けられるサービスと費用の一覧

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「要介護2と3で、こんなに違うなんて知らなかった」

母が要介護2から3に変わったら、使えるサービスも金額も全然変わった。特養にも申し込めるようになったし。でもこの違い、事前に誰も教えてくれなかった。自分で調べるしかないの? — Xユーザー(母親の在宅介護中・50代女性)2026年3月

要介護度の違いは、受けられるサービスの範囲と費用に直結します。しかし、介護度ごとの具体的な違いを体系的に説明してくれる場所は意外と少ないのが現状です。

この記事では、要介護1〜5の各区分について、身体状態の目安・利用できるサービス・支給限度額と自己負担額を一覧表で比較し、「自分の親はどこに当てはまるのか」がわかるように解説します。

この記事でわかること:

  • 要介護1〜5それぞれの身体状態の目安
  • 区分ごとの支給限度額と月々の自己負担額の目安
  • 要介護度によって変わる利用可能サービスと施設入所の条件

要介護1〜5の身体状態の目安 — 一覧比較

まず、各要介護度がどのような身体状態に対応しているのかを確認します。以下は厚生労働省「要介護認定の仕組みと手順」に基づく目安です。

要介護度身体状態の目安認知症との関係
要支援1日常生活は基本的に自立。一部の家事や身支度に見守り・手助けが必要軽度の物忘れ程度
要支援2要支援1よりやや支援が必要。立ち上がりや歩行が不安定になることがある日常生活に大きな支障はない
要介護1立ち上がり・歩行に不安定さがある。排泄・入浴に一部介助が必要理解力の低下がみられることがある
要介護2立ち上がり・歩行が自力では困難。排泄・入浴に介助が必要理解力の低下がみられる
要介護3立ち上がり・歩行が自力ではできない。排泄・入浴・着替えに全面的な介助が必要日常生活に支障をきたす行動がみられることがある
要介護4日常生活全般に全面的な介助が必要。自力での移動が困難意思疎通が難しくなることがある
要介護5日常生活全般に全面的な介護が必要。寝たきりに近い状態意思疎通がほぼ困難

要介護度は「どれだけ介護の手間がかかるか」を基準に判定されます。 病気の重さや障害の程度そのものではなく、「日常生活でどの程度の介助時間が必要か」がポイントです。

義父は認知症で体は元気だけど要介護3。逆に義母は体が不自由だけど頭はしっかりしていて要介護2。身体の状態だけじゃないんだと初めて知った。 — Xユーザー(義両親の介護中・40代女性)2026年4月


要介護度別の支給限度額と自己負担額

要介護度によって、1ヶ月に介護保険で利用できるサービスの上限額(支給限度額)が決まります。以下は2024年度の基準額です(厚生労働省「介護報酬の算定構造」)。

要介護度支給限度額(月額)自己負担額(1割の場合)
要支援150,320円約5,032円
要支援2105,310円約10,531円
要介護1167,650円約16,765円
要介護2197,050円約19,705円
要介護3270,480円約27,048円
要介護4309,380円約30,938円
要介護5362,170円約36,217円

自己負担割合は所得によって1割・2割・3割に分かれます。 合計所得が160万円以上(単身世帯の場合)で2割、220万円以上で3割負担です。

支給限度額を超えた分は全額自己負担になるため、ケアマネジャーと相談しながら限度額内でサービスを組み立てることが重要です。

月々の自己負担が高額になった場合は、「高額介護サービス費」制度で上限を超えた分が払い戻されます。所得区分によって上限額が異なりますが、住民税非課税世帯であれば月額15,000円〜24,600円が上限です。


要介護度で変わる「利用できるサービス」の違い

要介護度によって、利用できるサービスの種類と量が変わります。ここが実生活に最も影響する部分です。

在宅サービスの利用量の違い

サービス要介護1要介護2要介護3要介護4要介護5
訪問介護(ホームヘルプ)週3〜4回週4〜5回週5〜6回毎日1〜2回毎日2回以上
デイサービス週2〜3回週3回週3〜4回週4〜5回週5〜6回
ショートステイ月数日月数日〜1週間月1〜2週間月2〜3週間月3週間以上
福祉用具レンタル歩行器・手すり等左記+車椅子等左記+特殊寝台等左記+体位変換器等左記+移動用リフト等

※上記は支給限度額内での標準的な目安です。実際の利用プランはケアマネジャーと相談して決定します。

施設入所の条件

施設タイプ入所条件月額費用の目安(自己負担含む)
特別養護老人ホーム(特養)要介護3以上(特例で1・2も可)5万〜15万円
介護老人保健施設(老健)要介護1以上8万〜15万円
グループホーム要支援2以上(認知症の診断あり)12万〜20万円
有料老人ホーム施設による(自立〜要介護5)15万〜35万円

出典:厚生労働省「介護サービス情報公表システム」各施設の公開情報より

特に重要なのが要介護3のラインです。特別養護老人ホーム(特養)の入所は原則要介護3以上が条件であり、要介護2と3では利用できる施設の選択肢が大きく変わります。

有料老人ホームの費用について詳しくは「有料老人ホームの費用相場」をご覧ください。


「うちの親の要介護度、本当に合っている?」と思ったら

ケアマネさんに「お母さんは要介護2相当だと思うけど、認定調査の日に元気だったから要介護1になったかも」って言われた。そういうことあるの?って驚いた。区分変更ってのができるらしいけど。 — Xユーザー(母親の在宅介護・50代男性)2026年3月

認定結果に疑問がある場合は、**「区分変更申請」**という制度を利用できます。

区分変更申請の手順

  1. ケアマネジャーに相談する — 現在の介護状況と認定結果のギャップを具体的に伝える
  2. 市区町村窓口で区分変更申請書を提出する — ケアマネジャーが代行することも可能
  3. 再度の認定調査を受ける — 前回の反省を踏まえ、普段の様子メモを準備する
  4. 新しい認定結果を受け取る — 申請から約1ヶ月

注意点: 区分変更申請の結果、現在の要介護度より下がる(軽くなる)可能性もあります。申請前にケアマネジャーとよく相談してください。

認定調査でのポイントについては「介護保険の申請手続き完全ガイド」で詳しく解説しています。

区分変更申請して、要介護1から3になった。認定調査の時に「普段の様子メモ」を渡したのが大きかったと思う。前回は母が調査員の前で張り切ってしまって実態と違う結果になってた。 — Xユーザー(母親の介護中・50代女性)2026年4月


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まとめ — 要介護度は「今の生活」を決める数字

要介護度は、利用できるサービスの範囲・量・費用に直結する重要な数字です。

ポイント内容
身体状態だけでなく認知機能も判定基準体は元気でも認知症が進んでいれば要介護度は高くなる
要介護3が施設入所の大きな分岐点特養への入所は原則要介護3以上
認定結果に疑問があれば区分変更申請が可能普段の様子メモを準備して再調査に臨む
支給限度額を超えた分は全額自己負担ケアマネジャーと相談して限度額内でプランを組む

「うちの親はどの介護度なのか」「今の認定結果で十分なサービスを受けられるのか」。不安な方は、まず担当のケアマネジャーか地域包括支援センターに相談してみてください。

介護費用の全体像については「介護にかかる費用の平均額と内訳」、年金だけで施設に入れるかについては「年金だけで入れる介護施設は?」も参考になります。